2018年6月29日(金)眼精疲労⑤
最終章である今回は
白内障が原因の眼精疲労についてお話していきます
● 原因④ 白内障
「白内障」とは水晶体が様々な原因で混濁し視力が低下する疾患
水晶体はとは眼球を構成する組織の1つで
虹彩と硝子体の間にあり、レンズの様な役割をしています
厚さは約1センチ程で、厚みを変化させる事で入ってきた
光を屈折させ焦点を調節させています
(メカニズム)
この水晶体が加齢により弾力性がなくなり固くなっていく
↓
よく言われている(老眼)となる
↓
更に老化が進むと、最終的に水晶体が白く混濁し(白内障)となる
現在では70歳以上の場合
約70~80%が白内障に羅漢していると言われている
誰にでもおこりうる疾患です
白内障による視力障害の場合、通常の近視・遠視・乱視などとは違い
レーザー手術やコンタクトレンズ、メガネといった矯正器具による回復が期待できません
視力を回復させる為には、あくまでも白内障の治療が不可欠になります
<区分>
先天性(乳児期より白内障疾患が出現するケースもあります)
後天性(40代~増え始める)
<原因>
● 加齢によるものが最も多い
● 糖尿病
● アトピーなどの全身性疾患
● 虹彩炎(ぶどう膜炎)
● 網膜色素変性症
● 外傷によるもの
<症状>
① 視界が全体的にぼんやりする
② 目が白っぽくかすむ
③ 徐々に視力が落ちていく
④ 物が二重に見える様になる
⑤ 色の区別がつきにくくなる
⑥ 通常の明るさでも、まぶしく感じる事がある
⑦ 暗所において、従来よりグッと物が見えづらくなる
↓ 白内障の方の視界(全体的にぼやけて見える)
<診断>
細隙灯顕微鏡検査で、水晶体の混濁を確認する
<治療>
手術により混濁した水晶体を摘出する
初期であれば投薬治療も可能ですが
進行すると投薬のみでの完治は難しくなります
※(重要)※
基本的に目や耳などの感覚器は
異常を感じてからすぐに受診すれば治るケースも多いです
おかしいな?と思ったら早目に病院に行きましょう
目の疲れが気になっている方で、原因①~④のどれかに
当てはまる方はいらっしゃいましたか?
原因①と②は、まず現状をチェックし改善する
原因③と④は、まず眼科で検査してもらいましょう
スマイル治療院では眼精疲労を軽減する
「鍼」や「頭蓋骨調整」も行っております
いつでもご相談下さい