2018年10月27日(土)足首の痛み②変形性足関節症
変形性足関節症は、症状によって3つに区分されます
< 区分 >
( 初期 )
軟骨にまだ充分な厚みが残っている
やや足首に違和感や軽い痛みが出てくる
( 進行期 )
軟骨が次第に削れて薄くなってくる状態で
薄くなった軟骨のふちにより負担がかかる様になり骨棘(こつきょく)と
いったトゲが出来始める
( 末期 )
ほとんど軟骨が無くなり、骨棘が大きくなって変形が発生する
外観からも明らかな変形が認められます
< 診断 >
● X線写真で、関節の間隙を測る
● 徒手検査により不安定性を診る
● 関節部の腫れ・内反・外反の変形を診るなど総合的に判断する
< 治療 >
① 薬物療法
● 痛みが出ている場合には、まず湿布や塗り薬
● 痛み止めの飲み薬、炎症が出てる時は
抗炎症薬で対応していきます
● 変形性膝関節症等と同じ様に、局所麻酔薬で痛みを和らげる
注射をうつ
② 装具療法
● 足に合わせた足底板や厚さを考慮したインソールを作成し
使用する事で、足底の負荷を軽減させる
● 内反変形が強い場合には、サポーターやベルトを装着して
動きを制限させ、変形や不必要な負荷を軽減させる
● スマイル治療院ではキネシオテープを使用したテーピングもしています
③ マッサージ療法
● 足首を動かす時によく使われる筋肉
前脛骨筋・腓骨筋・アキレス腱等を中心に
足首の変形や、痛みを避ける為に偏って使用した為
固まってしまった筋肉を緩めていきます
● 当院では、通常のマッサージが痛くて辛い場合でも
鍼やお灸、干渉波電気治療器もご用意ございます
④ ストレッチ・筋力トレーニング療法
こちらはご自分で出来るセルフマッサージ方法の1つです
毎日お風呂あがりなど筋肉が緩んだ時にストレッチを
やって頂くと、変形性足関節症の痛みに効果的です
又足首を構成する筋肉を鍛える事で、不安定な関節が安定しやすくなります
最初は負荷をかけない軽いエクササイズから
はじめると良いでしょう
こちらもその方に合ったストレッチ安定やエクササイズ方法をお伝えしていきます
※ 歩行や日常生活に困難が生じた場合、手術治療となります
そうなる前の初期に対策をうち、長くご自分の足で歩ける様に
していきましょう