2018年9月28日(金)寝違え③
「寝違え」最終回である今回は、日常生活で出来る
ちょっとした予防策についてお話していきます
< 予防 >
① 枕の高さが合っているか確認
寝違えまでいかずとも、普段から朝おきた時に
● 首がだるくなりやすい
● 肩が重くなりやすい
こんな方は、枕の高さがご自分の身体と合っていない
可能性が有ります
目安として丁度立っていると同じ首の角度を
寝てる姿勢でも保てるのが理想です
頭を枕にのせた時に、首にしわが沢山出来たり
喉が上に上がり過ぎて、口内が乾燥しがち
気道が狭まれて、いびきが大きい
と普段から指摘されている方などは
もう一度、高さを見直した方が良いと思います
今は量販店でも、ご自分の首の角度を測ってくれるお店も有りますし
本格的にオーダーメイドを作る事も出来ますが
ご自分で簡単に出来る方法としては
バスタオルをまず2つ折りに畳んで寝てみて
低ければ段々と3つ折り、4つ折り等に畳んでいき
ご自分が一番リラックス出来る高さの目安を見つけてから
購入してみるのも良いでしょう
② 睡眠姿勢の見直し
仰向けで首だけ無理な姿勢になる方は比較的少ないです
首が不自然な姿勢になりやすいのは
うつ伏せ・横向き
となりますので、出来るだけうつ伏せ寝は避ける様にします
うつ伏せ寝のクセがある方は、寝に入る時だけでも仰向けで
トライしてみましょう
最初は違和感があるかもしれませんが、段々慣れていきます
睡眠中は無意識に寝返りをうつので
横向き寝は回避出来ませんが、横向きが楽な方は
抱き枕などをうまく利用して首に無理な姿勢をさせない
対策などもあります
どうしてもうつ伏せで無ければ眠れない、という場合は
布団やマットが合っていない可能性が有ります
こちらは骨格や筋肉の付き方によって
合う布団というのは変わってきますし
長期間使用している布団は経年劣化していき
段々合わなくなっていく場合も有りますので
数年ごとにチェックしていくのが宜しいかと思います
どんな布団に寝ても、うつぶせや無理のある姿勢が楽
という場合には、骨格が歪んでいる場合が有ります
一度全身の骨格をチェックし
ご自分のクセを確認してみる事をオススメします
③ 仕事姿勢の見直し
普段使用しているデスクと椅子の高さは合っているのでしょうか?
妙にキーボードが奥に置いてあり
腕を伸ばした無理のある姿勢はしていませんか?
自然と猫背になってしまっている方は
高さが調節出来る場合は、早急に改善し
改善が難しい場合には、椅子にクッションを置いたり
肘パッドやフットマットを上手く利用して
普段から筋肉の凝りを解消しておく必要があります
※悪い姿勢は頭とお尻が前に出ている(右)
④ 適度な運動
例えば無理な姿勢を少々とっても
コリのない筋肉というのは簡単に寝違えをおこさないものです
「怪我」や「こむら返り」なども同じ原理です
筋肉の収縮・疲労を蓄積していない、柔軟性の高い身体は
非常に怪我の頻度が減ります
普段からウオーキングやジョギングをする
15~20分程度毎日入浴する等
簡単な有酸素運動をするだけでも、身体の血流は良くなりますので
首や肩を回すなどのストレッチや適度な運動を行い
出来るだけその日の疲労はその日のうちに解消していきましょう
身体は大きな病気になってからでは回復するまでに
大変な期間や負担、そして痛みを伴ってしまいます
大きな病気になる前に、少しずつコツコツ「予防治療」していきましょう