2017年6月30日(金)胸の痛み①逆流性食道炎の症状
今回は最近増えている「逆流性食道炎」についてお話します
まず逆流性食道炎についてご存知ない方もいらっしゃると思うので
どんな症状が出る病気なのかご説明していきます
<逆流性食道炎の症状>
① 胸やけ
② 胸の痛み
③ 口の中が苦くなる
④ 喉がやける様な感じ・違和感がある
⑤ お腹がはる
⑥ ゲップが多く出る
⑦ 咳がなかなかとまらない
⑧ 声が枯れる
⑨ 睡眠障害
普段から、風邪をひいてる訳でもないのに咳が出ておかしいと思っていた方や
胸や喉が苦しくて、ゲップをしたり軽く嘔吐すると症状が楽になる方はいらっしゃいませんか?
そんな方はもしかすると、逆流性食道炎かもしれません
<逆流性食道炎の症状>
人間の身体は、口から摂取した食べ物が食道という管を通って、お腹にある胃に入っていきます
この時、胃と食道の境目に「噴門」があります
噴門の周りには噴門括約筋というものがあり、それが緩んだり締ったりしています
つまり食道から食べ物が降りて来た時は、括約筋が緩んで食べ物が胃に入る事が出来て
胃に入った後は括約筋を締める事で、食べ物や胃から分泌される胃酸の逆流を防ぐ事が出来ます
しかし括約筋が緩み、しっかり締める事が出来なくなってしまうと
噴門がガバガバになり、胃の中の食べ物や胃酸が食道に逆流してしまうのです
基本的に食道は胃酸に弱く、胃酸が度々食道に逆流してくると食道は炎症を起こしたり、溶けたりしてしまいます
食道を越えて、喉にまで胃酸が逆流すると、声帯まで炎症をおこします
つまり、本来胃に落ち着いているべき食べ物・胃酸が逆流してくる事によるおこる
食道の炎症のことを「逆流性食道炎」と言います
続く