スマイル治療院の ブログ

2017年4月29日(土)手首の痛み③手根管症候群の原因

前回の手根管症候群の検査で

痛みや痺れが誘発された方はいらっしゃいましたか?

今回は手根管症候群の原因についてお話していきたいと思います

原因は、骨折や脱臼の合併症として発症する事があると言われていますが

多くは原因不明と言われています

つまり原因を1つに追及するのが、難しい疾患という訳なのです

しかしながら、手根管を狭くする要因としては、以下があげられます

<要因>

<合併症>

・手首の骨折や脱臼のその後

・変形性関節症

<炎症性疾患>

・腱鞘炎(特に屈筋腱腱鞘炎)

・関節リウマチ

・痛風など

<正中神経の腫瘤>

・神経鞘腫

・線維腫

・過誤腫など

<手根管内の腫瘤>

・ガングリオン

・血管腫

・脂肪腫など

<代謝性疾患>

・アミロイドーシス

(長期透析などによっておきやすい)

・糖尿病

・先端肥大症

・甲状腺機能低下症など

<妊娠> 

・妊娠中の急激な体重増加や浮腫が原因

<ホルモンバランス>

・妊娠中もさる事ながら、産後~2年以内位の女性、更年期の女性も手根管症候群になりやすい事から

女性ホルモンのバランスも手根管症候群の要因と言われています

<自己免疫疾患>

・抗核抗体陽性例がみられた場合

潜在性の自己免疫疾患が基礎になっている例もあり

<その他>虫様筋肥大、筋肉奇形、正中動脈遺残など

たかが手首といえども

これだけの要因が考えられます

余りにも長期、かつ重篤な痛みが続く場合は、早目に病院へ行って検査してみる事も大切です

次回へ続く

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2017年4月26日(水)手首の痛み②手根管症候群の検査方法

前回「手根管症候群」とは

正中神経が圧迫されて発症する絞扼性障害の1つである

というお話をしました

では、手に痺れが出たり

指先が上手く動かなくなる症状が出た場合に手根管症候群かどうか

ご自分でチェックする方法は

主に2つあります

① ファーレンテスト

 

手関節を掌屈(手のひら側に曲げる)させて、両手を強く合わせ押し合うと

痺れや痛みの症状が増強する

もしくはこのポーズをとって1分以内に痺れが生じる

手根管症候群でない人でも長い時間このポーズをとっていると痺れが生じる事がありますが、1分以内に痺れを感じる事はほぼ無いです

つまり1分以内、早期に痺れがおこる

もしくは元々の痺れや痛みが増幅する様であれば、手根管症候群の可能性があります

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② ティネル徴候

図の手根管の上の部分を、打腱器などで叩打すると痺れ・痛みがじーんと指先にまで放散する様であれば、手根管症候群の可能性が高いと考えます

打腱器などが無い場合は、指先でトントン叩いてみても同じ様な判別が可能です

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次回に続く

2017年4月22日(土)手首の痛み①手根管症候群

今回は手首の痛み、その中でも「手根管症候群」について書いていきます


< 手根管症候群の病態 >

親指から薬指の親指側半分に痺れ

手関節~指にかけて痛みがおこる

< 症状 >

① この症状は早朝に起きる事が多い

② 手を振ったりグーパー動かしたりする事で症状が軽減する

③ 進行すると夜中に痛みや痺れで目が覚めてしまう

④ 筋力低下がおこり、ボタンをかけたり、物をつまむ動作が不自由になっていきます


でも痛い所が日によって違ったりして、ご自分でも明確な場所が分からない方も多いです

今回はまず手根管がどんなものなのか、ご説明します


<手根管の構成>

腕の前面にある屈筋群と後面にある伸筋群が手根部において腱となり、腱鞘に包まれて手内にはいる構造となっています

手関節部には、小さい手根骨8個が4個ずつ2例の主根列を形成している

●1列目(舟状骨・月状骨・豆状骨・三角骨)

●2列目(大菱形骨・小菱形骨・有頭骨・有鈎骨)

舟状骨・大菱形骨・豆状骨・有鈎骨と手の平側の手首にある横手根靱帯(屈筋支帯)で囲まれたトンネルが手根管なのです

その手根管トンネルの中を下の4つの筋肉が通っている

①正中神経

②長母指屈筋

③浅指屈筋

④深指屈筋

屈筋支帯は腱が浮き上がらない様におさえている為、このトンネルには伸縮性が乏しい

その為、腱が炎症によって腫脹すると正中神経が圧迫されて痛みを生じてきます

次回に続く

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2017年4月13日(木)ゴールデンウイークお休みのお知らせ

皆様、待ちに待ったゴールデンウイークがもうすぐやって参りますね!

スマイル治療院では

定休日の5月1日(月)以外では

5月3日(水)・4日(木)の2日間お休みとさせて頂きます

なお、4月29・30日

5月2・5・6・7日は通常診察

しておりますので

当日のお電話でもお待ちしております

お忙しくてなかなかお時間の取れなかった方なども、この機会にぜひご自分のお身体をメンテナンスしてみて下さい!

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2017年4月4日(火)足底の痛み④アーチの復活方法

今回は足底の痛み最終回になります

前回のアーチチェックで、偏平足の疑いのあった方へ

アーチ回復の方法をお伝えしていきたいと思います

まずアーチを回復させていく為には、固くなった関節・骨間を柔らかくして

足底筋を鍛えていく必要があります。足底筋を鍛える方法はズバリ足指の運動です

<足指の運動>

① ジャンケン運動

足の指を全部グーッと曲げてグーを作ります

この時思いっきり、力を入れてグーにしましょう

チョキは、親指のみ背屈(足の甲方面へ曲げる)

それ以外の指は底屈(床方面に曲げる)

パーは指と指の間を出来るだけ開く様に動かしていきます

グー・チョキ・パーの3つの動きで1セットとし、左右共に10セットを目安に行っていきます

最初はゆっくりとしか動かせない場合もありますが、段々と慣れてきたら今度は早く動かすようにしてみましょう

② タオルギャザー運動

椅子やソファに腰かけ、床にフェイスタオル~小バスタオル位のタオルを置いてその上に足を置きます

足の指を広げて、タオルをたぐり寄せます

タオルの端から端まで移動出来ると良いですね

※この時の注意点は親指だけを使わず、足全体の筋肉を動かすようにしていく事です。慣れてきたら、このタオルの上に重りをのせた状態でたぐり寄せるのも筋力アップにつながると思います。最初は500mlのペットボトルから始めてみるのも良いでしょう。重りのある状態で、簡単にたぐり寄せられる様になると楽しくなってくると思います

③ ゴルフボール運動

まずは足の裏でゴルフボールをコロコロさせた後

指でゴルフボールをつかみます

30センチ位離れた場所にそのゴルフボールを運び、足から離す

というのを左右共に1日10回繰り返します

親指~人差し指辺りでは取りやすいですが、中間~小指にいくほど

ボールはつかみにくくなります

慣れてきて、どこの部分でも運べる様になったら貴方はもうゴルフボールマスターです!

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④ 5本指ソックスを履く

通常のソックスの場合、靴下の中で指が圧迫されてしまいますが

5本指の場合は、それぞれが動く事が出来るので、非常に足指の運動がしやすくなります。1番簡単な方法ですので、今日からお試し下さい

足指の運動がしっかり出来ると、アーチが回復するだけでなく

冷えやむくみも改善されていきます

最初は硬くてなかなかこの運動が出来ない方は、スマイル治療院にて関節や骨間をゆるめる施術

手技以外にも専用の機械もございますので、偏平足を改善し、足のアーチを回復させたい方はぜひ一度ご相談下さい!

記事履歴

2017年4月29日(土)手首の痛み③手根管症候群の原因

2017年4月26日(水)手首の痛み②手根管症候群の検査方法

2017年4月22日(土)手首の痛み①手根管症候群

2017年4月13日(木)ゴールデンウイークお休みのお知らせ

2017年4月4日(火)足底の痛み④アーチの復活方法

2017年3月24日(金)足底の痛み③健康な足アーチとは

2017年3月15日(水)足底の痛み②足アーチの構成

2017年3月11日(土)足底の痛み①モートン病

2017年2月25日(土)足首の痛み②痛みを取る方法

2017年2月19日(日)足首の痛み①原因は2つ

2017年2月8日(水)定休日のお知らせ

2017年2月5日(日)ブログ開設致しました!