スマイル治療院の ブログ

今回は人体の不調、外からの病因

外因（六淫）の１つである

「風」からご説明していきます

●　風　●

風は季節では（春）に配当されているが

実際には年間を通して四季のすべてに現れる

五行では（木）五臓では（肝）と関係が深い

外感病のなかでは風によるものが最も多い

その為、多くの方が冬などにひきやすいカゼは

風の（邪）と書くのである

風邪は、被毛から人体に侵入する事が多く

営衛の気を不通にする

風邪の性質とその引き起こす症状には次のようなものがある

＜　症状　＞

①　風は陽の邪気で上部を犯しやすい

風は陽邪で上に昇りやすい性質があるので

人体の中でも首から上に症状が現れる事が多い

●　頭痛

●　鼻づまり

●　咽喉痛

●　顔面の浮腫

②　風は（衛気）を犯す

風が人体に侵入して衛気を乱すと

発熱・悪風・汗が出るなどの症状が現れる

③　風邪による病は変化しやすい（遊走性）

風は動きやすく変化しやすいという性質があるので

風邪による病は症状や部位が一定せず

動きやすいという特徴がある

また時間の経過によって症状が現れたり、隠れたりする

風邪により発病すると経過が急で変化が速いという特徴もある

続）

前回からの続き、身体の不調和の原因について

お話します

＜　病因の分類　＞

①　外因（六淫）

風・寒・暑・湿・燥・火

②　内因（七情）

怒・喜・憂・悲・思・恐・驚

③　不内外因

飲食・老倦・房事・外傷など

まずは①の外因から詳しくお伝えしていきます

外因とは自然界の気候の変化により

人体を外部から発病させる原因となるものをさし

この外部原因を上記の六種に分けている

この六つの気は、もともと万物を発生変化させる

天の「正気」である

しかしこの六気には過剰や不足、あるいは季節に反して出現する

などの異常がおきると人体に影響を及ぼす

（気候例）

●　極端な猛暑

●　極寒

●　季節外れの台風

●　強い湿度

→　目安は７０％（気温２９°C・湿度７０%で不快指数８０）

また人体の正常な適応力や抵抗力が衰えていると

これが発病因子となって疾病を生じさせる

このように病を引き起こす邪気に転じた六気の外因を

●　六淫（りくいん）

●　外邪（がいじゃ）

と呼び、これらにより起こる病を

●　外感病

と呼ぶ

これらの外因は単独で疾病の原因となる場合もあれば

いくつかの外因が合併して人体を侵す事もある

（合併例）

●　風寒

●　湿熱

●　風寒湿

など何通りも存在する

続）

９月に入りました

今回からは「東洋医学の疾病観」について

お伝えしていきたいと思います

東洋医学では、疾病について様々な以下の事が要因となり

生体内に陰陽・気血・臓腑・経絡などの不調和が引き起こされ

それにより様々な病的状態を表すものと考える

＜　要因　＞

●　天候の変化

●　過度の精神感動

●　飲食の不適

●　過労などの内界・外界の変化

つまり天候の変化や、生活の仕方が病気の原因になると説いている

●　内界の変化により、生体の機能に障害が生じた場合

→「内傷」と呼ぶ

●　外界の変化により障害が生じた場合を

→「外感」とよぶ

鍼灸医学では、すべての病変を臓腑経絡系の変動としてとらえ

経脈内の気血を整えることにより疾病の治癒をはかる

鍼灸医学では病因観は陰陽論に基づいている

＜　陰陽に基づく病因　＞

●　病因が陽より生じるもの

→　陽性の外邪（風・暑）

→　上部より襲う

●　病が陰より生じるもの

飲食・・・五臓六腑を害う

情動・・・気が害ない五臓を傷る

その他・・・房事・労倦・外傷・生活・風土

続）

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定休日の月曜日のみ休診となります

＜　９月の休診日　＞

７日（月）

１４日（月）

２１日（月・祝）

２８日（月）

※２２日（火・祝）は通常通り診療

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