2017年8月30日(水)五十肩③治療法(炎症期)
前回は五十肩には(炎症期)(拘縮期)(解氷期)があるというお話をしました
今回は(炎症期)における治療方法をご説明していきます
<治療方法>
① 安静
痛みが強い時は、病院で消炎鎮痛薬を処方してもらったり、注射などが有効です
また腕がとても重く感じたり、つい腕を使ってしまいがちな方等は、三角巾やアームスリングなどで腕をつり、安静をはかる事も有効です
三角巾は通常の薬局などでも購入が可能です
この時期は痛みを我慢して無理に動かす事は禁物ですから、日常生活は痛みのない腕で代用したり、なるべく肩を安静にして負荷をかけない様に気をつけましょう
しかし安静にしていても人間は痛み刺激を感じると、条件反射により痛みのある筋肉が緊張する様に出来ています
特に肩関節はその他の手関節・足関節等に比べて筋肉によって支えられている割合が強いので、更に緊張する度合いは高くなります
強い緊張により当然筋肉は硬くなってしまいますので、この時期は肩を動かさずに、筋肉の血流を改善させ痛みを軽減させる鍼や電気治療をオススメします
② 電気治療
電気治療の利点は、指で押しても届かない筋肉の深部にまで刺激が入る事です
スマイル治療院では、干渉波治療器を使用していますが
一般的によく利用されている低周波治療器は、皮膚抵抗が大きく皮膚の下3~5ミリまで刺激が入るのに対して
干渉波治療器は皮膚の抵抗は低周波よりも少なく、装着面より皮膚の下3~4センチまで刺激を入れる事が可能です
こちらは安静をはかっている為に、血流が滞って固くなっている筋肉の血流を改善させ緊張を軽減させる事で、消炎・鎮痛の効果をはかります
又電気治療の刺激は、神経機能を鼓舞させ生理的機能を亢進する事も明らかとなっています
③ 鍼治療
基本目的は電気治療と一緒です
五十肩といっても、痛い部分や筋緊張が強い部分は人それぞれ異なりますので、その肩の特に緊張の強い筋肉や周囲組織を狙って刺鍼し血流の改善を図ります
ちなみにスマイル治療院ではより筋肉をやわらげ血流改善を高める為に、筋肉に刺した鍼に電気を流す「パルス治療」も行っております
また同時に痛み刺激をやわらげるツボや自律神経を整えるツボを使用し、痛みやストレスの軽減も同時に図っております
続く